松阪商工会議所の視察旅行で、五感北浜本館の見学、浅田社長の講演に参加しました。独立して創業、北浜のお店への想い、しっかり拝聴しました。

ノーデザイン・ノービジネス

中でも印象に残ったお話しは、デザインと接客についてです。
五感さんの組織図を拝見したとき「装飾課」というセクションがあり、担っている業務についてお尋ねしました。文字通り、 社長直轄で 全店の店舗の演出を担っているセクションで、特に力を入れておられるとのことでした。確かの伺った北浜本館の演出は素晴らしく、お菓子も一段とおいしそうに感じます。
興味深いのは、パッケージについても統一感を感じたのでこのセクションが担っているのかと思いきや、外部のデザイナーにアートディレクションもかねて一元的に依頼されているそうす。得意なところ社内で、不得意なところは外部でと切り分けているのも素晴らしいと思いました。

松阪商工会議所のこの視察シリーズで訪れたお菓子のお店に共通しているのは、デザインをつかさどるセクションが、トップ直轄になっているところです。それぞれの形はありますが、どのお店のトップもデザインの重要性を認識しているわけです。
ノーデザイン・ノービジネスという言葉がありますが、ますますデザインが大事になります。デザイン決定のときのテイストとスピードを担保するためにも、トップが関わるのは必須です。関わらないなら口を出さず一元的任せるべきとも思います。

北浜本館でお買いものをしたとき、 お店のみなさんの接客の雰囲気が統一されているなーと 感じました。
これも浅田社長にお尋ねしたところ、実は力を入れているところとのお答えでした。
ブランディングを推進していくうえで「ブランド体験」を考えますが、ブランド体験の最たるものは、店舗での接客です。接客態度がちぐはぐだとブランドの浸透は遠くなります。

売上目標はない

数値目標など経営計画のお話しも伺えました。
まずお話しに出たのが、各お店の「売上目標はない」とのことでした。
経営者として企業全体に売る上げ目標はもっているが、各お店は前年クリアが前提ですが、売上目標はなく五感らしさを大切にされているとのことでした。
五感さんのインターナル・ブランディングの一端を、見せていただいたように思います。

また浅田社長のお話し伺いたいですね〜
松阪商工会議所の人気企画で、今年も申込み開始してから3日で満席になったそうてす。