「真実の瞬間」 (1990年初刊)
ブランディングやチームビルディングのセミナーを担当する時、必ず紹介する本です。
1981年それまでいろいろな企業を再生してきたヤン・カールソンが、スカンジナビア航空(SAS)のCEOに就任したことからストーリーがはじまります。
当時、年間1000万人の旅客がそれぞれ5人のSASのスタッフに接していました。一回の対応時間が15秒で、その15秒間は、一年間に5000万回あるわけです。この5000万回の一回一回が、SASの印象を顧客の心に刻まれ、SASの業績回復ましてや成功を左右するといっても過言ではないと、スタッフに説きます。この15秒を、彼は「真実の瞬間」と呼びました。
スカンジナビア航空は、世界で初めてブランドブックを作成した企業としても知られています。ブランディングやチームビルディングご興味のある方におすすめです。