2000年の 採択された MDGs 〈エムディージーズ〉 と2015年に採択されたSDGs 〈 エズ・ディー・ジーズ 〉の違いについて解説します。

目標の数の違い

MDGsのロゴ

1. 極度の貧困と飢餓の撲滅
2. 初等教育の完全普及の達成
3. ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上
4. 幼児死亡率の削減
5. 妊産婦の健康の改善
6. HIV/エイズ、マラリア、そのほかの疾病の蔓延の帽子
7. 環境の持続可能性確保
8. 開発のためのグローバルなパートナーシップの推進

MDGsは8つのゴールが設定されています。
主に貧困や飢餓などを撲滅しようと、2000年にミレニアム開発目標(MDGs)を採択しました。

SDGsのロゴ

一方、SDGsは17のゴールが設定されています。
貧困や飢餓といった人が生きていくため解決しないといけない課題だけではなく、 SDGs が「持続可能な開発目標」といわれているように、環境・社会・経済のすべてにわたって目標が設定されています。

目標達成の担い手の違い

MDGsは、貧困や飢餓などを撲滅がゴールであったので、その担い手は、主に国連をはじめとして国際組織、政府といった組織や非政府組織や非営利のボランティア団体が中心でした。
しかしSDGsは、 ゴールが環境・社会・経済のすべてにわたっており、もはや MDGs の担い手だけでなく、営利企業もその担い手としての役割が、大きいものなっております。
CSR(企業の社会的責任)は、企業活動の義務であり、 SDGs は、企業活動の「前提」であるともいわれています。