2年ぶりに高知へ行ってきました。
今回の高知の目的は、梅原真さんの「おいしいデ」の出版記念祝賀会
「おいしいデの宴やるデ!!」に出席するのが目的です。

空路で高知へ向かいます。
県土の84%が、森林という高知県。空から見ると、海のすぐそばに山、山、山。
高知県のみなさんはこの一見厳しい環境を明るく楽しんでいこうと、「84プロジェクト」として活動しています。

祝賀会の会場には、梅原さんがプロデュースされた商品の生産者さんや、ご関係の方々が大勢集まり、にぎやかな宴になりました。

高知三昧の料理は、他県からお邪魔した者には大変嬉しいもので、高知を堪能させていただきました。それに梅原プロデュースのおいしいもんがたくさん用意されていて、本や雑誌、テレビ番組で紹介されていたおいしいもんを、一夜であじあうことができました。

四国内外から集まられたたくさんの生産者さんは口々に、梅原さんとの出会いについて語られていて
三重県からは、南伊勢町の串ひもの山藤山本さんと、畔蛸の岩牡蠣の上野さんと北川さんとボクが参加しました。

「成功する人は、チョット変なヒトであること」
これは、「おいしいデ」のなかで、山藤の山本さんをご紹介さている文の見出しです。
成功するひとはカラダが動きいいこと、と、チョット変なヒトであると梅原さんはお考えで、その条件に山本さんはピッタリだったそうです。
また、畔蛸の岩がきの生産者のみなさんも、工夫に工夫をかさねて商品化された岩牡蠣を、売り出すとき、ワゴン車で梅原さんの事務所をおとずれたそうで、そのバイタリティーと迫力で、デザインをお引き受けになったそうです。

「築地・川崎・横浜の市場に出たときはすごかったですわぁ。うちのはビキニを履いた娘が市場にたってる感じ(笑)」
畔蛸の岩がき協同組合の北川さんは、デザインの力をこう表現されいます。なんとも北川さんらしい表現です。
伊勢神宮に毎年、畔蛸の岩がきを奉納されおり、その様子をテレビなどで紹介されると商談のオファーがあるそうです。デザインが機能しているって感じです。

いろんな生産者さんが言われていたのが、「デザインの力」です。
その力とは、経済を動かす力にほかなりません。

また、「梅原さんとの出会いで人生が変わった」と一番弟子の畦地さんをはじめ、多くの生産者さんや関係する方々を語ってました。

宴や二次会で、倒産の危機から復活した生産者さんのお話しをお聞きしていると、人生までも大きく変える力がデザインにはあると、改めて思いました。
梅原さんは、デザインは「社会モンダイの解決ソフト」と言われています。

ワンデザイン、ワンメッセージで、大きく商品が動き経済が動く。
本質の価値をどう伝えるか。

ボクはデザイナーではないですが、「デザインの力」を信じて仕事をしている立場ではあります。
クライアントに寄り添い本質的な価値をどうみいだすか、ボクの大事は仕事であると改めて思いました。それをするために信頼できるデザイナーが、周りにいてくれるのが幸いです。

地面の力

宴の最後に梅原さんのご挨拶に、「地面の力」というお話をしてくださいました。
35年ほどまえのサントリー・ウィスキーは、ローヤル リザーブといったカタカナのネーミングが多く、なかなか日本人にウィスキーの価値は伝わらなかったが蒸留所がある「山崎」を、商品名にしてから、価値が伝わるようになったことにたとえて、生産者が暮らす、土地に価値があることメッセージとして、改めて生産者さんにエールを送っておられました。

 

 

 

 

 

 

 

高知いいところですねー
また行きたい街です。