鬼籍に入られた方で、 お会いしたかったと思う人が何人もいます。

お一人は、友人の旦那さま。今もなお伝説の方で、もしご存命なら50代。亡くなられて10年以上が経つそうですが、その方のエピソードを聞くと、いずれその地域の首長にみなさんから推されてなられ、抜群の行政経営をされておられた方と思います。

また、昨日懇親会でお聞きした男前。
奥様がナースだったので夜勤もあり、必要に迫らて料理をするうちに料理好きになり、料理の道を志し、イタリアンのお店を開くまでになられたそうです。ところが彼は不治の病であることがわかり入院しました。
当然ナースである奥さまは彼の病はご存知のはずです。

でもその奥さまは、お店を開き自分の料理をいろんな人に食べてもらいたいという夢をかなえさせてあげたいと思ったそうです。
お店をオープンされてからも、いつか迎える最期と向き合い、奥さまの為にできるだけのことされたそうです。お店を続けられるようにレシピはもちろん、料理している様子をメニューごとに動画で残し、なおかつ師匠にご自身亡きあと、お店を奥さまが続けていけるようにお願いし、師匠もそれに応えサポートを続けておられるそうです。
告別式もすみ出棺の時は、ぜひ葬送をと駆けつけた方々が「威風堂々」が演奏されるなか大勢の地域の皆さんに送り出されたです。
お話をおききし、カフェ・ウーノボーノさんのブログを見ていて、偶然にもお通夜の日、関宿でお昼ごはんを食べて散策しカフェ・ウーノボーノさんの前を通り、「お店でお葬式されるんだなぁ」と思ったの思い出しました。

すごい方だったんだなぁと思うのですが、僕が男前と思ったのは、奥さまにある約束をお願いしました 。
それは、
「僕の最期の瞬間、手を握っていて」

ナースだった奥さまは旦那様の最期の時を察知され、約束を果たす為に1週間手をつないでいたそうです。

強さと弱さ。人間味と人間力。

男前の「前」は歌舞伎の世界で動きを意味し、男の役者は動いている姿の美しさが評価の大きな基準だったため、男に「前」を付けて男前と呼ばれるようになったという説があるそうです。

男前だな~

カフェ・ウーノボーノ
http://ameblo.jp/cafe-unobuono/