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ワークショップでのひとコマです。
「今あなたは仲間5人と橋のたもとに居ます。6人とも向こう岸まで橋を渡って行ってください。ただし、他の人と同じ渡り方をしては駄目です。必ず違う方法で渡って行ってください。そしてこちらに戻ってきてください。そのときもすでに出た方法で渡っては駄目です。必ず違う方法で戻ってきてください。」

参加者は、それぞれの方法で、向こう岸まで橋を渡り、指示どうりまた別の方法で戻ってきます。
これを何度も繰り返します。必ず違う橋の渡り方でなくてはいけません。
6人が向こう岸まで橋を渡って戻ってくると、12通りの渡り方をします。
2回目を終えると24通りの渡り方をします。
これを続けると、3回目だと36通り、4回目だと48通り、5回目だと60通り、6回目だと72通りと
多くの違う方法で、渡ることができます。

「橋を渡る」という意図(意志)をしかっりもっていれば、橋を渡る方法はたくさんあるわけです。
ことをなし遂げるのに、「意図と方法」のどちらが大切かと考えると、意図が大切なことを学ぶワークです。

方法が無いと考えたり、新たな方法を試さないのは、そこにある意図はそれほど強いものではないのか、もしくは違う意図に考えや心が動いているのかも知れません。
意図の強さのバロメーターは、方法を模索する量に表れると思います。

身近に、目標(ビジョン)を掲げあらゆる方法を模索し実行する経営者がおられます。
あらためて意図の強さを感じます。