CSR corporate social responsibility(企業の社会的責任)の勉強会で、スピーカーとしてお話させていただきまました。

CSRというと、ボランティアや寄付、奉仕作業といった社会貢献的な側面をクローズアップすることが多いですが、今回は、文字通り社会的責任について、普段接しているWEBの世界でおきた事件的なものを題材に、お話させていただきました。

一つ目は、WEB通販での二重価格が問題視されたときのこと、2つ目は、いわゆるレビューでのやらせ問題
そして、スパム的な広告など、重要なステークホルダー(利害関係者)である顧客の期待を裏切るマーケティング活動についてお話させていただきました。
ソーシャルネットワークで瞬時に情報が広く共有される現代は、内部のマネジメントも含め、社会的責任に反するマーケティング活動をしている企業は、事業が立ち行かなくなる時代でもあると参加者の皆さんと共有できました。

フィリップ・コトラー氏が、2013年に来日し開催された「コトラー・カンファレンス 2013」での講演で
愛される会社の条件として8項目あげています。
そのうちのひとつに

「すべてのステークホルダー(利害関係者)に注意を払っている。投資家やオーナーだけではなく、チームとしてみんなが働く。」

顧客はもちろん、取引先(サプライヤー)・従業員・従業員の家族・地域社会など、企業にとってステークホルダーは多岐にわたります。

ステークホルダーは企業に期待をしているわけで、期待に応えることが、CSR(企業の社会的責任)ではと思います。

ブランディングに関わらせていただくなか、ブランド価値を構成する要素のひとつに「企業の社会的責任」もあると考えさらに強く持ちました。

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お世話になっているクライアント様で、50年、100年と継続されている企業やお店が多数あります。
時代に合わせて変化してこられたのに加え、時代にあった社会的責任を果たしてこられたのも永続経営の源ではないかと思いました。