Society 5.0(ソサエティー5.0)の社会とはそんな社会なんでしょう? 

内閣府作成

ソサエティー5.0(Society 5.0)は、日本が提唱する未来社会のコンセプト[1]科学技術基本法に基づき、5年ごとに改定されている科学技術基本法の第5期(2016年度から2020年度の範囲)でキャッチフレーズとして登場した[1]。サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、新たな未来社会(Society)を“Society 5.0(ソサエティー5.0)”として提唱している。

ソサエティー5.0   Wikipedia

Society 5.0って

超スマート社会と表現されるように、クラウドの技術をつかって、経済発展と社会的課題の解決を両立を図ろうというものです。

今までの社会

Society 5.0というからには、 Society 1.0 から始まり、 Society 4.0を経て、 Society 5.0 の社会を迎えています。
順に見ていきましょう。

  • Society 1.0 狩猟社会 (人類誕生)
  • Society 2.0 農耕社会 (紀元前13000年)
  • Society 3.0 工業社会 (18世紀松~)
  • Society 4.0 情報社会  (20世紀後半から)

社会形成の変遷を表した表現といえるます。
Society 3.0 は、2回の産業革命を経て社会が変革してきました。
第一次産業革命では、紡績などの軽工業が社会をけん引し、その後の第二次産業革命では、石油や電力が重化学工業を発展させていきました。 Society 4.0の情報社会は、第三次産業革命ともいわれ、インターネットの普及により情報化が進みました。

Society 4.0からSociety 5.0

Society 4.0のときは、インターネットの普及により次の3つの技術が情報社会を実現してきました。

  • データベース
  • セキュリティー
  • ネットワーク

時間や場所の制約に関係なく情報を得ることができ、また発信することができる社会になりました。
これに加えて、 Society 5.0では、クラウドコンピュータの活用した、次の3つの技術が社会を変えていくといわれています。

  • AI (人)
  • ブロックチェーン(金)
  • IoT (モノ)

具体的に、私たちの暮らしにどんな効果をあるのか見ていきたいと思います。

Society 5.0 でできること

内閣府作成

AIの発展でどんな社会になるのかを例に考えてみます。
これまでの社会では、必要な情報を得て分析するのに、活用するための知識と能力が必要でしたが、 AIの発展で、必要な情報が必要なときに提供されるようになってきています。
AIによるビックデータの活用がすすむことで、なくなる職業がでてくるといわれるのも、こうした理由からです。

AIひとつとっても、社会が大きく変わることは予想できます。まさに第4次産業革命です。

経済発展と社会的課題の解決を両立

イノベーションで創出される新たな価値により、地域、年齢、性別、言語等による格差がなくなり、個々の多様なニーズ、潜在的なニーズに対して、きめ細かな対応が可能となります。モノやサービスを、必要な人に、必要な時に、必要なだけ提供されるとともに、社会システム全体が最適化され、経済発展と社会的課題の解決を両立していける社会となります。

Society 5.0 内閣府ウェブサイト

ヒトがやらなくてもいい作業や仕事を担うテクノロジー(技術)が、どんどん誕生しています。
快適で質の高い暮らしを、テクノロジーがもたらしてくれるため、Society 5.0は、人間中心の社会とも言えます。