SDGsを解説するWEBサイトや冊子に、アルファベットとカタカナの用語が多く出てきます。解説してみたいと思います。

アルファベット略語

SDGs

まずはSDGSです。
Sustainable Development Goalsの文字からSDGsと略されています。日本語では、 持続可能な開発目標 です。
読み方はエス・ディー・ジーズとなります。時々 エス・ディー・ジー・エス と読まれる方がいますが、ゴールが複数あることからゴールズが略されてジーズとなっています。

※Wikipedia  SDGsとは

MDGs

Millennium Development Goalsの文字からMDGsと略されています。 日本語では、 ミレニアム開発目標 です。ミレニアム目標といわれたりします。
読み方はエムディージーズとなります。
2000年に制定された2015年をまでに達成しようとした8つ目標です。SDGsの前身でもあります。

※Wikipedia  MDGsとは 

ESG

環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取ったものです。
主にESG投資と後ろに投資をつけて使われます。
意味としては、 環境 社会 ガバナンス に配慮した投資です。

※ガバナンス・・・統治 支配 管理
※経済産業省  ESG投資

CSR 

Corporate Social Responsibility の頭文字を取ったものです。 日本語では、企業の社会的責任 といわれています。
海外では、社会からの期待に応えるという概念もあります。
「CSRは義務、SDGsは前提」という表現もします。

※ Wikipedia  企業の社会的責任

CSV

Creating Shared Value の頭文字を取ったものです 。
日本語では、 「共通価値」または「共有価値」 といわれています 。 2011年 アメリカ合衆国の経営学者ポーターとクラマー研究員が発表した論文『Creating Shared Value』(邦題『経済的価値と社会的価値を同時実現する共通価値の戦略』)で提唱されました。

※ 中小企業庁  社会価値と企業価値の両立

IT

Information Technology の頭文字を取ったものです 。
日本語では、 情報技術 と訳されています。
パソコンなどの情報機器、インターネットや通信インフラの総称のことです。
※Wikipedia 情報技術

IoT

Internet of Things の頭文字を取ったものです 。
日本語では、 モノのインターネット と訳されています。
パソコンや家電以外にも、あらゆるものがインターネット に接続されていきます。5Gの普及でより普及されていきます。
例えば車、 5G の技術が自動運転の発達にも貢献します。

AI

Artificial Intelligence の頭文字を取ったものです 。
日本語では、 人工知能 と訳されています。
これまで人間にしかできなかった知的なことをコンピューターに行わせることという認識でいいかと思います。

※ Wikipedia   人工知能 

Society 5.0 

Society 5.0 は、略語ではありません。
読み方は ソサエティ ゴーテンゼロ です。
Societyは、社会のことで第五世代の社会と表現されています。
仮想空間 と現実空間が融合し経済発展と社会的課題の解決を両立する、新たな未来社会 をSociety 5.0と呼ばれています。
政府が「第5期科学技術基本計画」で提唱した日本独自のコンセプトです。

狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、新たな社会を指すもので、第5期科学技術基本計画において我が国が目指すべき未来社会の姿として初めて提唱されました。

Society 5.0(ソサエティ5.0)とは

海外では、ドイツが提唱する「インダストリー4.0 」(第4次産業革命)と表現されています。

カタカナ用語

ステークホルダー

企業活動で影響を受ける利害関係者を指します。
例としては、株主・経営者・従業員・顧客・取引先・地域などが挙げられます。

アジェンダ

アジェンダ(Agenda) とは、「目次」「提案内容」を指しています。
元々は、予定表を意味する英語が語源です。
アジェンダはSDGsでは、2030アジェンダと使われています。

ジェンダー

性別のことを指します。
SDGs では、目標5「ジェンダー平等を実現しよう」で出てきます。