SDGsでは、3つの重要なキーワードがあります。

17の目標を169のターゲットで構成されておりSDGsですが、その根幹であり考え方をあらわすキーワードが3つあります。

地球規模

SDGsの前身であったMDGs(Millennium Development Goals:)は、先進国が発展途上国の課題を解決するという考え方がありましたが、 SDGsに重要なキーワードの「地球規模」は、 発展途上国の課題の解決が、先進国のある地域の課題の解決にも役立つというように、 先進国や発展途上国といった隔たりはなく 、 地球規模 で解決していこうというものです。
例えば子どもの貧困問題は、その象徴ともいえます。
発展途上国 で教育を受けること機会もなく、労働させられている子どもの映像を目にすることがありますが、日本でも子どもの貧困が大きな課題といわれています。
平成28年に厚生労働省が発表した「子どもの貧困率」のデータです。日本の子どもの貧困率は30年間で上昇を続け、平成27年には13.9%まで下がったものの、いまだにおよそ270万人の子どもが貧困状態にあります。
※出典 厚生労働省 平成28年 国民生活基盤調査

バックキャスト

バックキャストと対になる言葉が、フォアキャストですので、併せて解説します。

バックキャスト
未来のある時点に目標を設定しておき、そこから振り返って現在すべきことを考える方法。
フォアキャスト
過去のデータや実績などに基づき、現状で実現可能と考えられることを積み上げて、未来の目標に近づけようとする方法。

コトバンク   https://kotobank.jp/

SDGsのゴール(目標)を達成するため、 「バックキャスト 」(未来思考)の考え方があります。
それは、2030年に ゴール(目標)を達成するための逆算して今なにをやらないといけないのかを考え実行するということです。 SDGsの各ゴール(目標) が前提であるわけです。
SDGsの各ゴール(目標) を実現するのに、企業がやるべきこと、個人がやるべきことを実行していくことが大切です。

誰一人取り残さない

SDGsのゴール(目標)を達成に向かって、誰一人取り残さないは、重要なキーワードです。それは SDGs の核は、「人権」であるからです。
風習や差別、偏見が根強くあり、意識変革や行動変容がないと解決が難しい課題がある一方で、テクノロジーの進化で解決できつつある課題もあります。
例えな教育です。インターネットの進化で先進国の教育を、発展途上国に居ながらのして受けることも、 通信インフラの整備されれば、可能になりました。

SDGsってなに??  的な入門セミナー承ります。