昨日に続いてデザイン経営ガイドブック デザイン経営あるある後編です。

デザイン経営あるある 後編

デザイン経営導入のハードルをさらに見ていきます。
昨日の記事同様、これからデザイン経営の導入をお考えの方、またブランディングによるマーケティングをお考えの方にも、「事前準備」として必要なことととして参考になればと思います。

全社的は意識の不統一

・全社を巻き込んで方針を合意形成するする必要があった
・一過性のブームに終わらせてはいけない
・企業理念体系がなぜ会社にとって大事なのか、経営チームメンバーになかでも、理解に差がある
・ブランディングを行っていくうえで、全体戦略の策定が必要だった

特許庁「デザイン経営ガイドブック 」から引用

我々がブランディングをご支援するとき、社外に向かってブランドを浸透させるエクスターナル・ブランディングと、社内に向かってインターナル・ ブランディングの両面で行いますが、特にインターナル・ ブランディングが大切と考えています。デザイン経営としても、なかの人に意志の統一というか、同じ方向に向かうことができなければ、成果は遠くなります。

用語・理解の不統一

・もともとデザイン経営的なことは実践されていたが、言語化できていなかった
・ブランディングという言葉に対する解釈が、各々異なる状態
・デザインの力がどう影響するかを事業責任者に説明し、納得したうえで意思決定してもらうこと

特許庁「デザイン経営ガイドブック 」から引用

用語や理解の統一は、思いのほか大切です。
チーム内でこのあたりが曖昧だと、メンバーに同じ方向を向いていただくのは、難しくなります。
ご支援の際には、コーポレートメッセージの策定をご提案します。コーポレートメッセージは、社内外に一貫した浸透に役立つのでお勧めです。

人材・人事

・人材不足による実行スピードの遅さ
・デザイン責任者の選定に時間を要した
・同業や異業種からの中途入社の幹部とのすり合わせに時間を要する

特許庁「デザイン経営ガイドブック 」から引用

これもまた、用語や意識の統一からはじめなくてはすすみません。しっかりと濃いコミニケーションが前提ですが、チームでそれこそ「ガイドライン」や「ステータス」や、またはブランドブックを作成しするのいいと思います。