主要ターミナル周辺には、あらゆる宿泊施設が存在します。
三重県四日市も例外ではなく、工業地帯である近鉄四日市駅に周辺にも、多くのホテルが存在します。プラトンホテル四日市さんのブランディングプロジェクトに参加しましました。

ブランディングの定義

ブランディングにはいろいろな定義があります。
ブランドを育てることと定義したり、ブランドの認知度を上げることと定義したり、なかには目立つことと定義されていることもあります。

我々もブランディングの定義をもっています。
簡単に申し上げると、企業やブランドが「社会や生活者から○○と思われたい」ことをブランドアイデンティティと呼び、また 「 社会からまた生活者は、あのブランドは○○だよね」をブランドイメージと呼びます。
この ブランドアイデンティティとブランドイメージ をイコールにすることを、 ブランディング と呼んでます。

ブランドアイデンティティの決め方

ブランドアイデンティティは、創業者の想いといった創業の精神から自然に決められていることもありますが、我々が関わりブランドアイデンティティを決める際は、いわゆる3C分析で、自社の得意なこと、競合の強み、顧客が求めることから分析しはじめ、数々のステップを踏んで決めます。
ブランドアイデンティティが決まれば、それに沿ってブランディング活動をすすめていきます。

プラトンホテル四日市さんのプロジェクトでは、 ブランド体験として、またエクスターナルブランディングの一環 として、ある企画をご提案し実施していただき、今でも継続していただいています。

特産食材での朝食企画「みえの朝ごはん」

当初は県内のエリアを分けて、地域特集というスタイルで企画し、第一弾は「南伊勢町特集」で開催しました。
南伊勢町は海のも山のものも豊富で、魅力ある企画になり、朝食を取られる方も増えたようで、ホテルの魅力作りの一環になりました。

南伊勢町役場をはじめ南伊勢町のみなさん、大変協力的に応援いただき、数々の特産品を集めることができました。
食材集めとその食材の物流の編成も担当させていただき、我々もやりがいのある企画になりました。
また三重県中小企業家同友会さんの会員事業所のご協力も大きかったったです。

プレス(報道)向けの発表会を開催

企画を組んだら、広くを認知していただく必要があります。
このみえの朝ごはんでは、三重県知事にもご参加いただきプレス向けに発表会を開催しました。
この席で、鈴木知事から、「三重県のアンテナホテルに」とエールをいただきました。

価格は当時のものです。

テレビや新聞など多くのプレスに取材いただき、反響も多くいただき、なかには県内の食材製造業の数社から、報道をみて食材のエントリーもいただけました。

ブランディングの協力者

南伊勢町の串ひものの山藤、今は亡き山本藤正さんはプレス発表会に生産者代表でご出席いただきましたが、その前日、 山本藤正さん自身のfacebookで、つぎのような投稿をされています。

プラトンホテル四日市の朝食に、我が町、南伊勢町の食材を使ってもらえる事になりました。
嬉しいなあ!本当に嬉しいなあ!

故山本藤正さんのfacebook

事業には、顧客も大事ですが、サプライヤーの協力も大事です。ホテルみなさんのご努力もさることながら、この企画は多くの協力者があって、なりたった企画だったと思います。
協力者はやがてホテルの応援団になっていただけます。

ブランディングには、いといろなやり方があります。
我々のやり方は、いわば社内社外の多くの人を巻き込む「共創ブランディング」かもしれません。
我々も、強く思い出にのこる仕事になりました。

プラトンホテル四日市