先月訪れた、「かんてんぱぱガーデン」の伊那食品工業の塚越会長のご著書にでてくる言葉です。
塚越会長がお若いころ、営業のいかれたお得意先に掲げられていた言葉で、それを見て以来大切にされている言葉だそうです。

感謝の気持ちを持つことが大事なのはよく言われていますが、感謝を感じたらその気持ちを言葉で伝えるべきで、伝えることでお互い気分がよくなり、いい人間関係を作ることができるとも述べられています。

私は、仕事柄いろいろなお店や会社など事業所にお伺いします。また経営に関わる方とお話しする機会が多くあります。やはり、「ありがとう」といった感謝の言葉があふれている空間は、いい空気が流れているように感じます。大なり小なり衝突があっても、それを乗り越えることができることができるのが「ありがとう」なのでしょうか。

ありがとうの言葉の由来は、「有り難い」からきていると、本で読んだことがあります。
有ってほしいと望んでも有ることは稀なこと。

今週は、「ありがとう」という言葉をたくさんいただきました。特に昨日は思わぬ「ありがとう」をいただきました。その方はなにげなく言われたと思いますが、塚越会長がいわれる「お互い気分がよくなり、いい人間関係を作ることができる」を実感でき、そしてその方をより応援したいなと思いました。

見返りをもとめているわけではありませんが、正直これをして差し上げれば喜んでくれるかなと思うことはあります。でも、そんな気持ちもなくしたことを受け止めてくれて、咄嗟に「ありがとう」という言葉を開口一番いただくと、こちらこそありがとうです。

「ありがとうと、いわれるように、いうように」

ありがとうと、いわれるより、一層いうようにしたいと思います。